Essay


2005/12/31 音楽とラブレター

自分の作った音楽を公開したり人に聴いてもらう、というのは、ラブレターを出す心境に似ているとふと思いました。
アップしたり、CDを渡してしまったらもうどうしようもない、「あぁ、出してしまった!!」というあの感覚。
想いが届いていい返事がもらえるかもしれないし、想いは届いても返事がもらえないこともあるし、無視されてしまうこともあるし。(注:「感想をくれ!」っていう暗黙のメッセージではありませんのでw)

と言っても、最後にラブレターを出したのは小学生の頃で、メールで告白したりすることはしない性質なので、随分とテキトウな例え話ではありましたが。

自分が作る音楽、そこには自分の全てが入っています。仮に「俺は70%くらいしか力は出してないぜ」だとか「ためしに作ってみたんだよ」なる言い訳があったとしてそれが本当だとしても、そのレベルで妥協する己の意思の弱さや、音楽に対してナメてかかっている態度が出ています。そういう意味でも全てが入っていると感じます。

そして自分の音楽に妥協することは、自分の作る音楽を本気で聴いてくれる神のようにありがたい人々に対する裏切りです。そして自分に対する裏切りでもあります。今の自分はどうなのか、自信を持って「全力だ!」と言える作品、作った自分で「いいなぁ!」と愛せる作品、もしかしたら少ないかもしれません。これは「この曲いいね!」と言ってくれた人たちに対する裏切りです。

全てはあくまで自分の価値観です。もちろん「そんな考えないで気楽に遊ぼ〜」って時も多々あります。

ただ、どんなスタンスで音楽を作るにしても、ずっと自分の中で愛でていけるような音楽が作りたい、と切に思うのです。
というわけで、自戒を込めて来年の目標を立てました。

・自分の作る音楽に全力を注ぎ込み、妥協はしない。
・「音楽を楽しむ!」な時にはとことん自由気侭にやりたい放題楽しんで作る。
矛盾しているようでしていないようなこの2つが来年の目標です。

皆様、よいお年をお迎えください。音楽との素敵な出会いを祈って。


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